トレンドマイクロ株式会社は5月23日、中小企業向けスパイウェア対策ソフト「スパイバスター ビジネスセキュリティ」を発表した。6月20日から販売を開始する。
スパイバスター ビジネスセキュリティは、個人向けスパイウェア対策ソフト「スパイバスター2006」をベースに、管理機能を付加したセキュリティソフト。クライアントPCでのパターンファイルアップデート状況や、PC内に侵入したスパイウェアの処理状況などを、Webコンソールから確認することができる。
またスパイバスターに対して、パターンファイルのアップデートやスパイウェア検索を管理者が実施可能にしているほか、同製品を導入していないクライアントPCを検索して、自動的にインストールさせる機能も搭載。さらに、一定期間内に社内で発見されたスパイウェア数、種類をグラフ化して表示するレポート機能も備えた。
対応OSは、クライアントが Windows XP SP1/SP2、Windows 2000 SP3/SP4、Windows Server 2003 SP1、Small Business Server 2003 SP1など、管理サーバーがWindows XP SP2、Windows 2000 SP4、Windows Server 2003 SP1、Small Business Server 2003 SP1など。管理コンソールとしてはInternet Explorer 5.5以降が必要になる。
価格は、パッケージ版で1ライセンス3800円(税別)から。このほか、1ライセンスあたりの価格が割安になる5/10/25ライセンスのユーザーパックと、ボリュームライセンス版も販売する。2年目以降も継続使用する場合は契約更新料金が必要。
なおスパイバスター ビジネスセキュリティは、中小企業向け統合セキュリティソフト「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」にも、6月20日より同梱して出荷される。すでに同ソフトを利用中のユーザーは、Webサイトからダウンロードすることで利用できるとのこと。
トレンドマイクロでは、今後1年間で3億円の販売を見込む。
■ URL
トレンドマイクロ株式会社
http://www.trendmicro.co.jp/
ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2006/news060523.htm
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( 石井 一志 )
2006/05/23 15:55
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