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シマンテック、スパイウェア対策やレポートの機能を強化したセキュリティソフト


 株式会社シマンテックは5月23日、スパイウェア対策機能を強化した企業向けウイルス対策ソフトの新版、「Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.1」を発表した。また同時に、ウイルス対策やファイアウォールなどの機能を統合した「Symantec Client Security 3.1」も発表されている。両製品とも、5月30日より販売を開始する予定。

 Client Security 3.1は、ウイルス対策、クライアントファイアウォール、侵入検知の各機能が統合されたセキュリティソフト。今回の新版ではスパイウェアの進化に対応するため、スパイウェア対策エンジンをダウンロード可能にし、検知・駆除機能を常に更新できるようにした。またAntiVirus Corporate Edition 10.1には、セキュリティリスクにつながるソフトのインストールを防止する機能が搭載されている。

 さらに両製品において、脅威に対する監視・レポーティングが強化されている。感染ホスト/感染サイトに関する脅威およびリスクレポート、スキャン結果を確認するスキャンレポート、サーバーやPCのバージョン、定義、ステータスなどをまとめたステータスレポートが出力可能。ウイルス出現などのインシデント発生時にメールで警告するアラート機能も備える。

 加えてClient Security 3.1では、クライアント環境設定機能も追加された。これを利用すると、クライアントPCの環境設定と管理が確実に行えるほか、クライアントPCのコンプライアンス機能の設定、環境設定のリセット、システムの管理ポリシー準拠状況などを定期的にチェックできるとしている。



URL
  株式会社シマンテック
  http://www.symantec.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.veritas.com/ja/JP/resources/press/PressReleaseDetail.jhtml?newsCI=66472_2006_05_23_pr


( 石井 一志 )
2006/05/23 19:00

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