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アルテミスとローレル、ICカードを使った個人情報保護ソリューション |
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レンタル方式で中小企業向けに低価格を実現
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PIソリューションは、個人情報保護のルール作りを行うための各種テンプレートやサービスを統合したアルテミスのパッケージ「PIメイト」と、ローレルのICカード「FSS」を利用した個人情報対策パッケージ「FSS-AE（File Security System-Artemis Edition）」の、2つのパッケージで構成される。アルテミスとローレル両社の情報セキュリティ分野におけるノウハウを融合して実現した。 アルテミスの取締役副社長、若林幹博氏は、新ソリューションを投入する背景について、「個人情報を確実に保護するためには、紙媒体経由での漏えいを防止するルール作りと、電子データでの漏えいを防止するシステム構築が求められる。しかし、中小企業ではルール作りについてもシステム構築についても対応できていないのが現状。PIソリューションは、この2つの対策について、セキュリティ機能はもちろん運用面やコスト面なども含めて、中小企業でも容易に導入できるように開発した」としている。 PIリューションで、個人情報漏えい対策のシステム構築部分を担うパッケージがFSS-AEになる。ICカードによる本人認証を始め、高度な暗号化処理、ファイルの暗号化による階層管理など優れた個人情報保護機能を備えながら、専任SEを必要としない簡単な操作性を実現している。これによって、社員のモラルに頼ったセキュリティを少なくし、システム的にセキュリティ強度を高めることが可能となる。 アルテミスのCEO、玉置優氏は、「情報漏えいの実質被害者数について紙媒体と電子データを比べると、電子データが97％を占めるという調査結果が出ている。そのため、電子データによる情報漏えいを防止するための設備改善が非常に重要だと考えた」という。FSS-AEでは、ICカードを利用することによって、設備改善における必須項目である階層管理、起動/離席時の管理、ログ管理、暗号化、外部メディアによる持出し規制、を1つのシステムでカバーしており、「今回のソリューションによって、中小企業の個人情報漏えい対策への意識を高め、実質被害者を少しでも減らしていきたい」（玉置CEO）考え。 また、ローレルの代表取締役社長、長谷川福重氏は、「当社はICカードのパイオニアとして、これまでに金融機関、官公庁、自治体、大手企業に多くの導入実績をもっている。今回のソリューションを機に、中小企業にもターゲットを拡大し、情報漏えい分野に力を注いでいきたい」と語っている。 なお、新ソリューションで個人情報保護に関するルール作りを支援するPIメイトは、ルール作りを行うための「規定類」「各種帳票類」「業務規則類」「情報の洗い出し」「現状評価サービス」などの各種ドキュメントとサービスを統合したパッケージとなっている。 ソリューション提供にあたってはレンタル方式を採用。FSS-AEのレンタル料金は、デスクトップPCの場合で1クライアントあたり月額1500円、ノートPCは月額1800円。PIメイトは、エコノミープランが月額3500円、ビジネスプランが月額5000円。中小企業でも導入しやすいよう、いずれも低価格に設定されているという。 従業員5～100人未満の中小企業約200万事業所をビジネスターゲットに、全国100を超えるセキュリティベンダやSIベンダ、OA機器ディーラー、通信機器ディーラーなど、アルテミスのパートナー企業を通して販売展開し、初年度は1万事業所への納入を目指す。 ■ ＵＲＬ 株式会社アルテミス https://www.artemis-jp.com/ 株式会社ローレルインテリジェントシステムズ http://www.lis-fss.co.jp/ ニュースリリース https://www.artemis-jp.com/media/press/press20060531.html ■ 関連記事 ・ アルテミス、中小企業向けの個人情報保護対策事業を本格化－近く新ビジネスモデル発表へ（2006/05/18）
（ 唐沢 正和 ）
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