京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は6月1日、米Lockdown Networks製の統合型セキュリティアプライアンス「Lockdown Enforcer 日本語版」を、7月より販売開始すると発表した。
Lockdown Enforcerは、セキュリティポリシーに合致しないPCをネットワークから隔離する“検疫ネットワーク”を実現する製品。スイッチに働きかけてVLANを制御し、違反PCを業務用VLANから排除、検疫専用のVLANへ隔離する仕組みを採用している。検査可能な項目は、OSのパッチやウイルス対策ソフトのパターンファイルの更新状況、ファイアウォールソフトの導入状況など。
最大の特徴は、ネットワーク製品のベンダに左右されずに導入可能な点。Lockdown Enforcerでは、SNMPによる、スイッチ・無線LANアクセスポイントとの連携でVLANを制御する方式をとっており、業界標準技術を使っているため、ほとんどのサードパーティ製ネットワーク機器と連携できるという。
今回、このLockdown Enforcerを日本語に対応させたことで、ユーザビリティが向上。KCCSでは、「情報システム部門・日本人技術者にとって非常に理解しやすくなり、作業効率アップやミスオペレーション排除などが期待される」としている。
価格は465万円(税別)。KCCSでは、1年間に2億円の販売を見込む。
■ URL
京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/
ニュースリリース
http://www.kccs.co.jp/press/release/060601.html
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( 石井 一志 )
2006/06/01 18:28
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