三井物産株式会社は6月7日、米Lancope社のネットワーク不正検知・防御システム「Lancope StealthWatchシリーズ」「StealthWatch ID-1000」の販売を開始すると発表した。価格はオープン。製品の販売・サポートは、物産ネットワークス株式会社が行う。
Lancope StealthWatchは、企業ネットワーク全体のトラフィックフローをリアルタイムに監視するシステム。独自のNBA(Network Behavior Analysis:ネットワークトラフィック解析)技術を利用しているのが特徴で、DoSやDDoS攻撃、ウイルスやワーム、悪質なプログラム、非承認アプリケーション、ネットワークの不正利用などをリアルタイムに検知し、それらの防御やその影響度を低減させる処理を自動化できる。
StealthWatch ID-1000は、Active DirectoryやRADIUSなど複数のユーザー情報を仮想ディレクトリに統合することで、ユーザーアカウント管理を簡単にする機能を持った製品。StealthWatchと連携させることで、StealthWatchから問い合わせられるアドレス情報に対し、個人の特定が可能なユーザーIDを提供することができる。これにより、IPアドレスによるホスト単位で行っていた脅威の検知・防御をユーザーID単位で行えるため、ネットワーク管理者・セキュリティ管理者の利便性向上につながるとしている。
■ URL
三井物産株式会社
http://www.mitsui.co.jp/
物産ネットワークス株式会社
http://www.bussan-networks.com/
プレスリリース
http://www.mitsui.co.jp/tkabz/news/2006/060607.html
( 福浦 一広 )
2006/06/07 12:39
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