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リコー、1台のサーバーで複数のポリシー設定が可能な文書閲覧・印刷システム


 株式会社リコーは6月20日、PDFファイルを用いたセキュアな文書閲覧・印刷システム「Ridoc Policy Base Pro V1」を発表した。6月28日より販売を開始する。

 Ridoc Policy Base Pro V1は、文書の取り扱いを規定したセキュリティポリシーに従い、文書の管理を行うためのシステム。文書をセキュリティで保護されたPDFファイルに変換することで、権限に応じた文書の閲覧や印刷が行える。既存製品の「Ridoc Policy Base V1」と比べ、1台のサーバーで複数のセキュリティポリシーの設定を行えるのが特長。また、文書管理用のデータベースとして、SQL Server 2000/2005に対応しており、大量のデータを扱うことができる。

 セキュリティポリシーの設定では、情報の機密レベルおよびユーザーの階層レベルに応じた設定が可能。同社のデジタル複合機やレーザープリンタと組み合わせて利用した場合、印刷の許可・禁止だけでなく、強制的にユーザーIDや印刷日時、地紋を付加することもできる。また、PDFファイルの閲覧・印刷時には、必ずPolicy Baseサーバーに問い合わせを行うため、外部にPDFファイルが流出しても閲覧・印刷ができないので、情報漏えい対策として有効としている。

 価格は、50クライアントライセンス付の基本ソフトウェアが50万円(税別)。同社では、年間100本の販売を目標としている。



URL
  株式会社リコー
  http://www.ricoh.co.jp/


( 福浦 一広 )
2006/06/20 19:59

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