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ISS、ネットワークの異常な振る舞いを検知するアプライアンス


Proventia Network Anomaly Detection System
 インターネット セキュリティ システムズ株式会社(以下、ISS)は6月22日、ネットワークにおける異常な振る舞いを検知するためのアプライアンス「Proventia Network Anomaly Detection System」を発表した。同日より販売を開始する。

 Network Anomaly Detection Systemは、ネットワーク上のデータを集めて相関関係を分析することによって、異常な状態を検知するアプライアンスで、社内の全ネットワークトラフィックを収集可能なように設置する。このアプライアンスでは、通信状況の分析により、異常なネットワークパフォーマンスを早期発見可能。その結果、未知のワームを検知したり、攻撃の事前探査行為を検知したりできるだけでなく、既知の悪意あるネットワーク上の振る舞い検知によって、トロイの木馬、バックドア、ボットネットなどの発見を行えるという。

 また、予期せぬネットワークの変更や許可されていないサービスの利用、P2Pアプリケーションの利用といった社内ポリシーの違反を見つけ出してセキュリティリスクを低減することも可能。あわせてDoS攻撃に対する企業レベルでの保護、業務に著しく影響する通信の特定、さらにはネットワークの状況把握によるキャパシティプランニングまでに利用できるとのこと。

 ラインアップには、管理・分析・収集コンソールである「Analyzer」と、収集アプライアンスの「Collector」が用意されており、価格はAnalyzerのみの最小構成で1000万円(税別)から。

 ISSでは、この製品によって、「社内ネットワークにおけるセキュリティの確保やコンプライアンス準拠支援が容易になるため、日本版SOX法への対応に向け、ITによる内部統制の実現に貢献できる」としている。



URL
  インターネットセキュリティシステムズ株式会社
  http://www.isskk.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press06/proventia_nads_20060622.html


( 石井 一志 )
2006/06/22 14:09

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