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日本HP、シマンテック製ツールを用いたセキュリティ監査のスタートアップサービス


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は6月23日、企業のIT環境のセキュリティ監査を支援する「HP セキュリティ監査スタートアップ・サービス」を提供開始すると発表した。ツールとして、株式会社シマンテックの「Symantec Enterprise Security Manager」(以下、Symantec ESM)を用いる。

 HP セキュリティ監査スタートアップ・サービスは、システム脆弱性検査のための基礎環境構築と初期診断を行うサービス。日本HPのコンサルタントが、ユーザー環境にSymantec ESMを用いたシステム脆弱性監査機能を導入するとともに、構築した環境を利用して、一般的なセキュリティリスクを網羅したシステム脆弱性検査を実施する。

 このサービスで使用するSymantec ESMは、サーバーへのOSパッチ適用状況、ネットワーク設定の妥当性などを監査可能な製品。本来は、企業ごとのポリシーにあわせたテンプレートのカスタマイズが必要となるが、このサービスでは、日本HPのノウハウを活用した専用の基本テンプレートを用いることで、導入を容易に行えるようにしているという。

 価格は157万5000円からで、Symantec ESMのライセンス費用と保守費用が別途必要になる。基本のサービス内容としては、Symantec ESMコンソール(クライアントPC 1台)、Symantec ESMマネージャ(サーバー1台)、Symantec ESMエージェント(サーバー5台まで)の導入・初期設定作業が含まれる。加えて、基本テンプレートによる脆弱性検査1回、セキュリティ監査レポートの提供1回を受けることが可能とのこと。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-132.html

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( 石井 一志 )
2006/06/23 11:55

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