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日立、利便性を強化したモバイルシンクライアントサービス


FLORA Se210(SL7) リモートアクセスモデル
 株式会社日立製作所は7月3日、セキュリティPCとセキュアリモートアクセスサービスをセットにした「FLORA Se210リモートアクセスパック」の機能強化版を、7月7日より順次提供開始すると発表した。

 FLORA Se210リモートアクセスパックは、セキュリティPC「FLORA Se210」から自席のPCへリモートアクセスし、外出先や自宅から、あたかも自席にいるかのように作業を行えるようにするソリューション。通信データを128ビット SSLで暗号化するとともに、「アクティブ化コード」が付与されたUSB認証キー、パスワードを用いてセキュリティを確保している。

 今回提供する機能強化版ではまず、基本性能を向上させたセキュリティPC「FLORA Se210(SL7) リモートアクセスモデル」を提供する。同製品は、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートの採用やIEEE 802.11a/b/g準拠無線LANの搭載によって通信機能が強化された。

 さらに、自席PCの電源が切れていても、外出先からオフィスの自席PCの電源を起動できる「リモートパワーオン機能」、Outlook/Outlook Expressのメールアプリケーションを起動しなくともWebブラウザから利用できる「メッセージング機能」などを無償オプションとして提供。リモートアクセス時の操作性を高めるサービス機能の強化を図っている。

 あわせて、自席PCとFLORA Se210が同一セグメント内にある場合は、初回認証以外は認証センターを介さずにデータの送受信を行える「ポイント・トゥ・ポイント」接続機能のサポート、1677万色表示への対応(従来は256色)なども行われた。

 FLORA Se210リモートアクセスパックの1台あたりの価格は、サービス初期費用が1万500円、サービス月額費用が5250円で、ユーザー数に応じた割引価格が用意されている。またハードウェア費用は、新端末が16万8000円、USB認証キーが6300円などとなっている。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/07/0703a.html

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( 石井 一志 )
2006/07/03 15:37

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