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独自情報資産の洗い出しに対応した、個人情報棚卸しソフト新版
P-Pointer 3.1の画面イメージ
KLabセキュリティ株式会社は7月20日、PC内の個人情報を棚卸しするソフトの新版「P-Pointer 3.1」を発表した。各企業で固有の単語を登録できる「ユーザー辞書」機能を強化した点が特徴。同日より販売を開始する。
P-Pointerは、PC内に存在する個人情報を含むファイルを探し出すソフト。従来版では、地名、人名、電話番号、メールアドレスの各標準辞書をキーに個人情報を検出してきたが、今回の新版では企業固有の単語を検索するユーザー辞書の機能を大幅に強化した。
具体的には、登録できる辞書数を20種まで拡張したほか、辞書1種類につき5000単語・数列までを登録できるようにしている。これによって、病名、開発プロジェクト名、顧客ID番号、クレジットカード番号といった、業種・職種により特徴づけられる、その企業独自の情報資産が的確に洗い出せるようになったという。
また標準辞書にも、東証1部・2部上場の企業名を含む「企業名辞書」と、会計用語を多く含む重要ファイルを検出するための「勘定科目辞書」を追加。今後も、ユーザーが検出したい単語の傾向を分析し、業種や職種に合わせた辞書を順次提供していくとしている。
さらに今回の新版では、Outlook、AL-Mailに対応し、クライアントPCに保存されているメールデータ本文とその添付ファイルを検出する機能を加えたほか、検出されたファイルの一覧に、「ファイルサイズ」「ファイル作成日」の2つの情報を追加している。
価格は従来版と同様で、クライアント・サーバー監査ライセンス(1年・100ユーザー)の場合、57万5000円。
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URL
KLabセキュリティ株式会社
http://www.klabsecurity.com/
ニュースリリース
http://www.klabsecurity.com/news/press/2006/0720-0.html
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( 石井 一志 )
2006/07/20 15:21
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