株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション(以下、NTTカードソリューション)と株式会社ネット・タイムは8月10日、ICカードと生体認証を併用するPCセキュリティシステム「ARCACLAVIS Revo+」を発表した。8月11日より販売を開始する。
ARCACLAVIS Revo+は、NTTカードソリューションとNTT西日本が共同開発した「バイオメトリクス対応ICカードセキュアシステム『指紋認証API for DDS』」を、ネット・タイムの情報セキュリティツール「ARCACLAVIS Revo」に組み込んだもの。これを用いると、ICカードとパスワードの組み合わせで行っていた認証作業を、ICカードと指紋認証に置き換えることが可能になるため、より強固な認証システムが構築できるという。
具体的には、ログイン認証とPCロックにおいて、ICカードと指紋認証による二要素認証を利用できるほか、ファイル暗号化、シングルサインオン、Notes認証、外部デバイス制御、プリンタ制御などにも利用できるという。またオプションで、ログ収集や重要ファイルの圧縮・暗号化機能にも対応する。
指紋認証には、周波数解析法を用いるDDSの指紋認証ユニット「UBF-blue」を採用。また生体認証で用いる情報はICカード内に格納する仕組みを用いており、別途データベースを設置する必要はない。加えて、ユーザーごとのセキュリティ権限の登録情報などを管理サーバーで集中管理する機能、指定したサブ監視者にシステム管理者の権限を分散させる機能などを備えている。
参考価格は、ユーザー100名、クライアントPC100台の場合で約580万円から。
■ URL
株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション
http://www.ntt-card.co.jp/
株式会社ネット・タイム
http://www.nettime.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ntt-card.co.jp/news/details/43.html
( 石井 一志 )
2006/08/10 16:14
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