日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は8月30日、ID(アイデンティティ)監査ソフト「HP OpenView Select Audit 1.0」と、ID管理ソフトの新版「HP OpenView Select Identity 4.01 日本語版」を発表した。両製品とも9月1日より販売を開始する。
Select Audit 1.0は、ID関連の監査データの集約を自動化するID監査製品。アクセス記録とユーザーID、パスワードのリセットといった膨大なログデータを、COSO、CoBIT、ITILなどの各基準に対応した条件により監視・収集して、自動的に報告レポートを作成することができる。リスク管理は各基準だけでなく、自社の基準に合わせることも可能だ。また、「Select Identity」「Select Access」「Select Federation」といったHP OpenView製品との連携も可能で、監査に必要なデータ集約の自動化も実現できる。価格は111万4050円から。
一方のSelect Identity 4.01 日本語版は、ユーザーIDやパスワード設定などの自動化が可能なID管理製品。今回の新版では、情報リソース別のログ収集をサポートしたことに加え、より詳細なユーザーID、パスワードなど、ユーザーアカウントのレポート作成ができるようになった。
また、管理画面のユーザビリティを強化したほか、LDAPなどのディレクトリサーバーなどに対して、Select Identityと各サーバーやデータベース、システム間でデータをやり取りするためのエージェントソフトが不要になった。価格は556万9200円から。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-159.html
( 石井 一志 )
2006/08/30 17:57
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