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日立がシンクライアントソリューションを拡充、VIA製CPU搭載端末などを発売


FLORA Se330 BU1
 株式会社日立製作所(以下、日立)は9月12日、シンクライアント端末を用いる「セキュアクライアントソリューション」を拡充すると発表した。新端末を発売するほか、ソフトの機能を拡張して、より柔軟なシステム構築を行えるようにしている。

 今回の機能拡張では、日立独自VPN以外の、Cisco VPN、NetScreen、VPN-1といった汎用VPNソリューションに対応。またオプションのスマートカードリーダ/ライタと連携することにより、スマートカード内の電子証明書を用いたPKI認証を可能にするカスタマイズサービスを提供する。これによって、既存のネットワークに導入されているリモートアクセス環境や個人認証システムの利用が可能になるという。

 さらに認証デバイス「KeyMobile」についても、電子証明書をあらかじめ組み込んだ「KeyMobile/CI」を提供。電子証明書を管理する専任担当者がいない企業でも、セキュアクライアントソリューションを簡単に利用できるようにした。

 一方新端末は、VIA製CPUを採用した2製品を提供する。B5ノート型「FLORA Se210 RK1」は約1kgに軽量化。駆動時間も、標準バッテリーで約5時間、Lサイズバッテリーで最長7.9時間の利用が可能になるなど、実用性が向上している。Eden 500MHz、256MBメモリ、512MBコンパクトフラッシュ、Windows XP Embeddedといったスペックで、20万4750円から。

 省スペースデスクトップ型「FLORA Se330 BU1」では、本体容積が従来比1/3に小型化されたほか、消費電力も70%低減されている。こちらは、C7 1GHz、256~512MBメモリ、512MBコンパクトフラッシュ、Windows XP Embeddedといった構成で7万2450円から。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/09/0912d.html

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( 石井 一志 )
2006/09/12 17:45

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