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セキュアブレイン、新認証機能に対応した企業向けフィッシング対策製品


 株式会社セキュアブレインは10月3日、企業向けフィッシング詐欺対策ソリューションの新版「PhishWall Ver.2.0」を、10月4日より販売開始すると発表した。

 PhishWallは、クライアントPCから接続するWebサイトが正規のサイトであることを認証して、フィッシング詐欺を防止するシステム。サーバー側に導入する「PhishWallサーバ」と、クライアントPC側で利用する「PhishWallクライアント」の両製品で構成される。

 今回の新版では、新規導入時のコストや手間を削減できる新たな認証機能を選択できるようにした。このEX認証機能では、Webサイト接続時、PhishWallクライアントがHTTP/HTTPSプロトコルを使ってWebサーバーに対する認証を行う仕組みを採用した。従来の認証機能では、PhishWall対応Webサイト接続時に、PhishWallサーバと同クライアントの間で専用のポートと独自のプロトコルを使って通信し認証していた。

 EX認証で利用する認証情報は、あらかじめ企業のWebサーバーに登録しておき、Webページの閲覧ごとにPhishWallクライアントがランダムに要求した認証ファイルをダウンロードし、正当性が確認できた場合のみ真正なWebサイトであると認証する。

 この認証方法では、新規専用サーバーの構築を必要としないため、費用や手間を削減可能な点がメリット。また共同データセンターへWebサーバーをホスティングしている環境、新たにサーバーを構築することができない環境でも、企業は独自システムにあわせた柔軟な設計で、PhishWallを導入できるとしている。

 価格は年間10万アカウントまでで240万円から。なおセキュアブレインでは、他社製フィッシング対策ソリューションを利用しているユーザー向けの乗り換えキャンペーンを、2007年3月までの期間限定で実施する。



URL
  株式会社セキュアブレイン
  http://www.securebrain.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.securebrain.co.jp/news/061003_pw2.html

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  ・ 「サーバーを認証する」ことでフィッシング詐欺を防ぐソリューション(2004/11/24)


( 石井 一志 )
2006/10/03 18:26

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