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ネットスプリング、LDAPベースの認証アプライアンスサーバーを発売 |
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SOA製品との連携により高度なセキュリティを実現
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西武進代表取締役は、「ネットワーク製品は海外から輸入してそのまま売るという形が主流だが、これでは日本のユーザーのニーズを満たしているとはいえない。当社は製品の企画から開発・製造・販売まですべてを手がけるネットワーク製品メーカーを目指している。ターゲット領域は、大手ネットワーク機器メーカーの弱い部分であるアプリケーションに近い領域。ここに、SOHOから大手企業まで幅広いボリュームゾーンがあり、市場開拓が望める」と同社のビジョンを述べ、今回の新製品がそのための重要な戦略製品であることを強調した。 AXIOLEは、導入・運用管理の容易性と外部連携の柔軟性に優れているため、各社SOA製品と組み合わせて使用した際に、SOAの厳密性を高め、高度なセキュリティを実現することができるという。 ソリューション事業部 菅浩憲氏は、「例えば、SOA対応のSSL-VPN装置のみを使用した場合は、ユーザーを認証して動的にサービスを割り当てるだけだが、AXIOLEと連携することで、ユーザーが認証をかけてきた場所や時間によって、割り当てるサービスを動的に変更することが可能となる。これによって、SOAの厳密性をより向上させることができるはずだ」としている。 具体的な機能としては、従来のユーザー情報による「人」の認証に加え、「時間」や、IPアドレスによる「場所」の情報をひも付けた高度な複合認証を行うことが可能となっている。認証ポリシーの設定によって、ネットワーク内部からの不正アクセスの防止や、ユーザーのネットワーク上の行動をアカウントベースで厳密に管理できるなど、情報漏えい対策や内部統制に活用することができる。 また、ユーザー情報を製品内で管理するだけでなく、複数の外部LDAPサーバーやActive Directoryと容易に連携して、ユーザー情報をこれらの外部サーバーに問い合わせることが可能。これにより、アカウントを仮想的に集約して認証サービスを提供することができ、ユーザー情報の分散・重複を防ぐことができる。
価格は、アカウント数1000の「AXS100-01」が99万円（税別）、アカウント数4000の「AXS100-04」が118万円（同）、アカウント数7000の「AXS100-07」が138万円（同）、アカウント数10000の「AXS100-10」が158万円（同）。販売は、SI事業者などのパートナーを通じて行い、業務用LDAPを導入済みの大企業や、拠点展開している企業、官公庁、教育機関などを主なターゲットに拡販展開していく考え。初年度は50台の販売を見込んでいる。 今後の製品展開について西武代表取締役は、「すでに当社が販売している認証ゲートウェイ装置『FEREC』、Windows PC向けシングルサインオン製品『CO-GINA for FEREC』、そして今年末に発売予定のIP接続型非接触式ICカードリーダ『NSピットタッチ（仮称）』に、今回のAXIOLEを組み合わせ、さまざまな場所でネットワーク認証、個人認証、サービスを統合できる環境を提供していく。単なる認証サーバーではなく、認証サービスプラットフォームとして幅広い企業に提案していきたい」と語った。 ■ ＵＲＬ 株式会社ネットスプリング http://www.netspring.co.jp/ プレスリリース（PDF） http://www.netspring.co.jp/press/press_20061011.pdf
（ 唐沢 正和 ）
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