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サイレックス、認証印刷アダプタのビジネス展開を説明 |
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サイレックスは、指紋認証などのセキュリティ製品や、プリンタサーバーなどのネットワーク製品を手がける企業。今回同社が説明した認証印刷アダプタも、その事業の一環として開発された製品で、サクサ株式会社にOEMで提供され、サクサ製非接触ICカードリーダーライターと組み合わせて、「PrintCatcher」の名称で10月2日より販売が開始されている。 PrintCatcherは、印刷指示をした人が、非接触ICカードをリーダーライターにかざして初めて印刷が開始されるようにすることで、印刷物の取り違えや紛失、置き忘れなどを防止するシステム。LANもしくはUSBでプリンタとつなげることにより、認証印刷システムを簡単に構築することができる。ICカードは、Type-A、Type-B、FeliCaのいずれにも対応し、ICカード社員証やいわゆるFeliCa携帯電話でも利用可能だ。 サイレックスのマーケティング本部 プロダクトマネジャーGの木下浩氏は、「情報漏えいの45.9％は紙媒体からの漏えい。重要なデータが何げなく置かれているケースも多い」と現状の企業の問題点を指摘。「PrintCatcherは、プリンタのそばでICカード認証を行い、本人が必ず印刷物を取る仕組み。印刷物の取り忘れを防止できるだけでなく、社員の印刷物に対するセキュリティ意識向上も見込める」とアピールする。 競合製品に対する優位性については、同社 営業本部 C＆W営業部 1グループのグループリーダー、大東方樹氏は「MIFARE（Type-A）、住基カード（Type-B）、FeliCaといったすべてのカードに対応できるほか、USBとLAN経由でプリンタに接続でき、汎用性が高い。また認証サーバーが必要なく、小さな企業や大企業の部門単位でも導入がしやすい」と説明した。 また大東氏は、「当社ではバイオメトリクス認証に注力しており、今後は指紋認証との連携や、指紋認証とICカードの複合でさらにセキュリティが高い製品も視野に入れている」と今後の展開に言及。「セキュリティ商材やプリンタを含めたPC周辺機器、入退室機器とも組み合わせて提案していく。プリンタメーカーからは、すでに10社から何らかの形で引き合いがあり、海外も視野に入れている」と述べ、さらに大きなビジネスに育てたい考えを示した。 PrintCatcherの価格は、認証アダプタ、ICカードリーダー、ICカード10枚、PC用アプリケーションソフト10ライセンス分をセットにして16万8000円から。 ■ ＵＲＬ サイレックス・テクノロジー株式会社 http://www.silex.jp/japan/
（ 石井 一志 ）
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