日本ベリサイン株式会社は11月7日、統合メールセキュリティASPサービス「Postini Perimeter Manager Enterprise Edition」を発表した。米Postiniとの提携によって提供されるもので、同日より提供を開始する。
Postini Perimeter Manager Enterprise Editionは、メールやIM(インスタントメッセージ)を迷惑メール、ウイルスから保護するサービス。あわせて、内部からの情報漏えいを防止するためにコンテンツフィルタリングを提供する。
ASP方式のため、アプリケーションの構築から運用、保守までをサービス運営側が担当。導入にあたっては、DNSサーバーのMXレコードを書き換えるだけでよく、最短1週間で導入が完了する。管理も、専用管理画面から個別のフィルタリング設定を行うだけで済むという。
またこのソリューションでは、1つのTLSセッションでメールフィルタリングと配信が完了するため、基本的に、サービス側のメールサーバーには導入企業のメールは保存されない仕組みとなっており、情報漏えいに配慮した形になっている。
あわせて、これまでフィルタリングが困難だったIMのスパム/ウイルス対策や、コンプライアンス対策としてのアーカイブサービス、暗号化してメールの送受信を行えるエンクリプションサービスなどが、オプションとして提供される。
価格は、1000ユーザー規模の場合、初期費用が37万円、月額基本利用料がメールアドレスごとに470円。
■ URL
日本ベリサイン株式会社
http://www.verisign.co.jp/
ニュースリリース
http://www.verisign.co.jp/press/2006/pr_20061107.html
( 石井 一志 )
2006/11/07 15:14
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