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DNP、RSAとワンタイムパスワード認証事業で業務提携 |
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大日本印刷株式会社（以下、DNP）は11月27日、RSAセキュリティ株式会社とワンタイムパスワード認証の普及促進を目的に業務提携を行うと発表した。DNPは「RSA SecurID」の認証サーバーのASPサービスおよび専用の小型機器（トークン）の販売、トークンのデザインカスタマイズおよび発送代行サービスを12月初旬より開始する予定。 SecurIDは、ネットワークサービスを利用する際に、あらかじめ定めたユーザーIDと暗証番号とともに、トークンに表示されるワンタイムパスワードを入力させる二要素認証にすることで、本人認証のセキュリティを高める製品。トークンに表示されるワンタイムパスワードは、企業内に設置された認証サーバーと常に同期がとられ、60秒ごとに更新されるようになっている。ひとつのワンタイムパスワードは、1回のログインにしか利用できない。さらに、すでに更新済みの過去のパスワードは再利用ができなくなるため、第三者にパスワードが漏れたとしても、遅くとも60秒後には不正利用ができなくなる。 今回の提携でDNPが提供する認証サーバーのASPサービスは、SecurIDを導入する企業に必要となる認証サーバーの機能を、DNPがASPサービスにより提供するもの。これにより、認証サーバーの構築・運用などのコストを抑えながら、短期間でのワンタイムパスワードシステム導入が可能となる。また、DNPが販売、発送、認証サーバー登録業務を一括して行うことで、導入企業は複数の業者に委託する場合に比べ運用負荷が低減される。要求に応じて、トークン自体に企業のCIやサービスマークを入れるなどのカスタマイズも可能とのこと。 DNPは、2007年度から2009年度の3年間で30社、50億円の売上を見込んでいる。また今後は、トークンの新機種やサービスメニューの開発も共同で進めていく方針としている。 ■ ＵＲＬ 大日本印刷株式会社 http://www.dnp.co.jp/ RSAセキュリティ株式会社 http://www.rsasecurity.co.jp/
（ 川島 弘之 ）
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