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プラネックス、「監視万能」シリーズに小規模オフィス向け製品を追加


小規模オフィス向け「KBC-20」
 プラネックスコミュニケーションズ株式会社(プラネックス)は11月24日、社内ネットワークを監視する「監視万能 for compliance」シリーズに、新たに小規模オフィス向けの「KBC-20」を追加すると発表した。12月下旬より販売開始の予定で、価格はオープンプライス。

 同シリーズは、社内ネットワークを流れるメッセンジャー、メール、HTTP、FTP、TELNETの通信をモニタリングする製品。メッセンジャーに関してはMSN、ICQ、Yahoo!に対応しており、ユーザーごとのメッセンジャーログ確認および日付、IP、ハンドル名による検索が可能。メールに関しては、POP/SMTPやWebメールにも対応しており、「いつ」「誰が」「誰に」「どのような」メールを送ったかといったことが確認可能。HTTP、FTP、TELNETに関しても同様に社内での利用状況をモニタリングすることができる。

 特徴としては、LANに接続するだけで設置が完了し、設定や運用管理がWebブラウザ経由で行える点。特に専任の管理者は必要ないとしている。ただし、導入にはポートミラーリング機能をサポートするスイッチが必要となる。

 同シリーズではすでに、KBC-50(推奨モニタリング数、50程度)、KBC-150(150程度)、KBC-500(500程度)、KBC-1000(1000程度)が発売されているが、今回のKBC-20の発売によって、推奨モニタリング数がおよそ20程度の小規模オフィスが対象に含まれることになる。

 プラネックスは「これは、金融庁がまとめた内部統制の基準案(ITへの対応、モニタリング、情報と伝達、統制活動、リスクの評価と対応、統制環境)のモニタリングに該当する」として、今後の販売促進を図る方針。2007年3月末までに購入した場合、1年間のオンサイト保守が無料となる「日本版SOX法導入キャンペーン」を実施している。



URL
  プラネックスコミュニケーションズ株式会社
  http://www.planex.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.planex.co.jp/company/release/20061124_kbc-20.shtml


( 川島 弘之 )
2006/11/27 16:32

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