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トリニティー、Webアプリケーションからの情報漏えいを防ぐ「PBforAWP」新版


 株式会社トリニティーセキュリティーシステムズ(トリニティー)は11月29日、Webアプリケーションからの情報漏えいを防止する製品「Pirates Buster for Active WebPage(以下、PBforAWP)」のVer.3.0を発表した。グループウェアやERPなどのアプリケーションに対応する。販売開始は11月30日からで、価格はオープンプライス。

 製品構成は、AWPサーバー、AWP View Control(クライアント用ActiveX)が基本パッケージ、ポリシーサーバー、User Manager(ユーザー管理用アプリケーション)がポリシーサーバーオプションとなっている。

 PBforAWPの特徴は、静的なHTMLデータや静止画、サーバー側で動的に生成される動的なHTMLデータ、ならびに動画、PDF、Flashコンテンツの保存、印刷やコピー、画面キャプチャなどを禁止する点。市販のグループウェアやERPから独自開発のアプリケーションまで、あらゆるWebアプリケーションに対応する。また、利用権限をページ単位で細かく設定が可能できる上、オプションによって、企業の文書管理規定や情報管理規定といった社内規定に合わせた運用が可能になる。クライアントとサーバー間の通信内容やキャッシュの暗号化機能も搭載している。

 導入に際しては、WebサーバーやWebアプリケーションが動作するサーバーなどにAWPサーバーを導入し、AWPサーバーの設定を行えばすぐに利用可能となり、既存のシステムに一切手を加える必要はない。閲覧者が最初にPBforAWPに保護されたコンテンツにアクセスしたタイミングで、クライアントPCにActiveXがインストールされる。

 Ver.3.0では、Internet Explorer 7に対応したほか、キャプチャソフト許可設定機能およびユーザーパスワード変更機能が追加された。また、同社が11月20日に発売した「Pirates Buster for Document Ver.3.0」と連携させることが可能となり、Webアプリケーションに登録されているWordやExcelファイルなどの保護が可能となった



URL
  株式会社トリニティーセキュリティーシステムズ
  http://www.trinity-ss.com/
  ニュースリリース
  http://www.trinity-ss.com/topics/webpirates_buster_for_active_w.html

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( 川島 弘之 )
2006/11/29 18:48

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