株式会社アイティフォー(以下、ITFOR)は11月30日、データベース監査用アプライアンス製品「SQL Guard」の販売開始を発表した。日本版SOX法の重要目的である「財務報告の信頼性」を実現するツールとしている。価格は500万円から。
SQL Guardはデータベースへのアクセスをリアルタイムにモニタリングし、「いつ」「誰が」「どこで」「どのデータへ」「どのように」アクセスを行ったかをログに残し、不正なアクセスがあった場合は、アクセスを拒否したり管理者へ警告メールを送信するなどの機能を持つ製品。アプライアンスサーバーとして提供され、データベース監査に必要な機能をすべてハードウェアに組み込んでいる。また監査方法として、パケットキャプチャ方式を採用しているため、データベースサーバー上で余計なプログラムを走らせる必要がなく、既存環境やデータベースに負荷をかけない運用が可能。これを「ゼロインパクト」と呼び、同ツールの大きな特徴としている。
また、すべての初期設定が済んだ状態で出荷されるため、煩雑な導入作業にコストをかける必要がない上、1台のSQL Guardで複数台のデータベースサーバーを集中監視できるため、コストパフォーマンスに優れるとする。44種類のレポートテンプレートとレポートのカスタマイズ機能も搭載されている。
ITFORでは、SQL Guardを中核に内部統制構築ソリューションとして、初年度10億円の売上げを目標としている。
■ URL
株式会社アイティフォー
http://www.itfor.co.jp/
プレスリリース
http://www.itfor.co.jp/ne/news/2006/nr061130.html
( 川島 弘之 )
2006/11/30 19:17
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