キヤノンシステムソリューションズ株式会社(キヤノンシステム)とNECソフト株式会社は12月13日、メールフィルタリングソフトウェアの「GUARDIANWALL」新版(Ver7.0)を2007年1月10日より販売開始すると発表した。また、同ソフトとWebフィルタリングソフトウェア「WEBGUARDIAN」を統合管理するセキュリティツールの「GUARDIANSUITE」新版(Ver4.0)も同時に販売開始する予定。
GUARDIANWALLは、組織内のメールサーバに導入して、電子メールのフィルタリングや送受信記録の保存などを行う製品。メールの内容に対してキーワード検査や添付ファイルの検査などを行うことができる。同ソフトとWebフィルタリングソフトのWEBGUARDIANを統合的に管理するのがGUARDIANSUITE。
今回のGUARDIANSUITE新版では、管理者が実施したオペレーションを記録する機能が追加された。フィルタリングされたメールへの閲覧・監査処理を記録することができるほか、管理サーバーへのログイン・ログアウト、ポリシー変更などの運用操作の履歴も管理することが可能。また、人名や地名、郵便番号、口座情報などが登録された辞書とメールを照合し、個人情報を含む度合いをスコア付けする機能も追加されている。
そのほかでは、管理アカウントのLDAP対応やアカウント・パスワード管理機能の強化、スケジューラ機能の強化などがなされ、セキュリティ面や運用面でも性能が向上しているとのこと。
なお、これまでオプションだった全文検索システムを標準機能として含んだAdvancedモデルと、含まないStandardモデルという新しい製品体系となっている。
価格は、ユーザー数が50(最小)の場合、GUARDIANWALL Standardモデルが96万円(税別)、Advancedモデルが130万円(同)。GUARDIANSUITE Standardモデルが162万9000円(同)、Advancedモデルが193万5000円(同)。両社は、GUARDIANWALLとGUARDIANSUITEあわせて、販売開始から3年で1000社への導入を見込むとしている。
■ URL
キヤノンシステムソリューションズ株式会社
http://www.canon-sol.co.jp/
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.com/
ニュースリリース
http://www.canon-sol.co.jp/topics/20061213gs.html
( 川島 弘之 )
2006/12/13 12:28
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