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LogVillageコンポ
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株式会社蒼天は12月21日、Windows PCの資産情報や操作履歴を把握するクライアント管理アプライアンス「LogVillageコンポ」を発表した。同日より販売を開始し、出荷を2007年1月16日より開始する。
LogVillageコンポは、中小企業向けのクライアントPC管理製品で、蒼天が開発したクライアントPC管理ソフト「LogVillage」をアプライアンス化したもの。システム管理用のLogVillageコンソールと、情報を収集するLogVillageセンサーの機能を1台でカバーできる。対応可能な台数は最大200台までで、これまでのソフト版LogVillageと同様、エージェントレスでの運用を可能にした。
同製品では、各クライアントPCの稼働状況、OSやアプリケーションのバージョン、パッチ適用状況などを把握して、一元管理することが可能。具体的には、クライアントPCにおけるソフト資産情報、アプリケーションの実行履歴、ログオンやWebアクセス、印刷などの履歴を記録できる。また、許可されていないUSBメモリなどの外部記録メディアの接続や、不正なアプリケーションのインストール検知も行える。
監視可能なOSは、Windows XP/2000/NT 4.0 SP6a以降。Windows Vistaには、2007年3月の対応を予定する。
価格は、初年度の保守サービス費用を含めて、PC50台までのモデルが78万円(税別)、200台までのモデルが120万円(同)。管理するクライアント台数を制限することで、ソフト版での導入に比べ、最大40%程度低価格で導入できるとのこと。なお蒼天では、企業内LANに不正接続された管理外の端末を検出するソフト「サーチライト」を無償バンドルするキャンペーンを、2007年3月まで行うとしている。
また今回は同時に、LogVillageシリーズに対して、導入作業や運用開始後の管理作業の一部を代行する「LogVillageソムリエ」サービスも提供開始する。このサービスでは、運用開始時の支援として、不正プロセスや不正デバイス接続、不正Webアクセスなどに関するアラート設定を提供する。さらに、パッチなどを適用していないPCを特定したり、ウイルス対策ソフトといった重要アプリケーションを稼働させていないPCをチェックしたり、といった運用開始後の支援も行われる。
LogVillageソムリエの価格は保守サービス費用に含まれており、2年目以降は、保守サービス(LogVillageコンポは製品価格の15%)を契約すれば、継続して提供を受けられるとのこと。なお、すでにLogVillageを購入し、保守サービス契約を締結しているユーザーに対しても、同サービスが提供される。
■ URL
株式会社蒼天
http://www.so-ten.co.jp/
プレスリリース(PDF)
http://www.so-ten.co.jp/press/2006/20061221_LogVillage_Appliance.pdf
( 石井 一志 )
2006/12/21 12:00
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