日本電気株式会社(以下、NEC)は1月26日、IP電話を用いたスパム「SPIT」(SPAM over IP Telephony)を遮断する技術、「VoIP SEAL」を世界に先駆けて開発したと発表した。
VoIP SEALは、通話相手が人間かスパム生成ソフトかをチューリングテストを行うことで判定する技術。利用者同士の通信を接続する前に、通話時の応答パターンに基づいて不正を検知・遮断するため、コール音を鳴らす前にSPITを撃退できる。また、モジュール構造となっているため、システム全体に手を加えず導入できるほか、SIPサーバー、SBC(Session Boarder Controller)、ホームネットワーク機器、端末機器などのハードウェアに合わせた柔軟なカスタマイズが可能という。