株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は1月30日、PC操作ログ収集・解析ソフトの新版「InfoTrace V2.0」を発表した。同日より出荷を開始する。
InfoTraceは、ユーザーが利用するPCの操作ログを収集するソフト。収集したログを解析して不審な操作を洗い出し、情報漏えいなどを防止することができるという。今回の新版では新たに、ログのデータベース化に対応した。LogServerでPCログを収集し、AnalysisServerへ集約してデータベースに格納・解析する仕組みで、すでに数万台のPCによる事前テストで検証を行っており、大量のログを収集する必要がある大規模ユーザーでも、高い集約効率で解析できたとのこと。
またSyncServerを利用すると、回線利用率の低い夜間などに、ログを格納したデータベース間の同期を取ることもできる。加えて、クリップボードへのコピーの記録や、スクリーンショット操作の記録機能を追加。さらに、デイリーでのレポート作成機能、アプリケーション使用履歴の確認機能なども新たに備えた。
ソリトンでは、製品単独での販売に加えて、Winny対策・IT資産管理機能を備えたの「e-Care」、持ち込みPC対策・検疫型認証機能を持つ「Net’Attest SecurityFilter」などとともに、ソリトンの統合セキュリティソリューション「Soliton Smart Security(SSS)」としても提供する考え。これらのソリューションでは、1つのソフトモジュールとして開発された「統合Agent」が利用できるため、PCクライアントへの配布・更新などを効率的に行えるとしている。
価格は、SSSのベースキットが8万円、サーバー側で必要となるSSSの統合サーバーパックが96万円、クライアント側のエージェントソフトが1台あたり3000円。
■ URL
株式会社ソリトンシステムズ
http://www.soliton.co.jp/
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( 石井 一志 )
2007/01/30 16:46
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