NECソフト株式会社とポイントセック株式会社は2月1日、PC向け暗号化ソフト「pointsec」の運用管理ツール「webRH」を販売開始すると発表した。2月中旬より出荷を開始する。また同時に、NECソフトは、webRH連携ツールの「SelfHelp」と、リカバリファイル収集管理ツール「FileCenter」の2つの自社開発製品も、同時期に販売・出荷を開始するとしている。
pointsecは、クライアントPC向けの暗号化ソフトで、スウェーデンPointsec Mobile Tecnologies(以下、Pointsec)が開発したもの。PCの内蔵HDDを丸ごと暗号化する「Pointsec for PC」、リムーバブルメディアや外付けHDDの暗号化を行う「Pointsec Media Encryption」などがラインアップされている。
今回NECソフトが発売したwebRHは、Pointsecが開発した運用管理ツール。これまで個別にインストールする必要があったpointsec向けの管理ツールをWeb化したことによって、ロック解除などの管理業務が容易になったという。また、Pointsec for PCと同 Media Encryptionの間で管理ツールを共通化し、利便性の向上を図った。価格は1システム250万円(税別)から。
一方SelfHelpは、PCのロック解除をユーザー自身で行えるようにするソフト。指定アドレスにメールを送ることで、管理者の直接操作を介さずにロック解除を可能にするため、webRHとあわせて利用すると、管理者の対応負荷をさらに軽減できるとのこと。
またFileCenterは、pointsecの運用管理上で必要になる、障害発生時の救済情報を記録したリカバリファイルを管理するソフト。従来は、利用者もしくは管理者が回収・管理する必要があった同ファイルを自動的に回収できるので、回収漏れを防止できる。
なおNECソフトでは2000年6月の取り扱い開始以来、累計約60万ライセンスのpointsecを販売してきたという。今後は、3年間でさらに30万ライセンスの販売、関連するSIなどを含めて約40億円の売り上げを見込む。
■ URL
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.co.jp/
プレスリリース
http://www.necsoft.co.jp/press/2007/070201.html
ポイントセック株式会社
http://www.pointsec.com/
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( 石井 一志 )
2007/02/01 14:43
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