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トレンドマイクロ、スパイウェア対策を統合した中小向けセキュリティソフト新版


 トレンドマイクロ株式会社は2月15日、中小企業向け総合セキュリティソフトの新版「Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 3.5」を発表した。2月28日より出荷を開始する。

 ウイルスバスター ビジネスセキュリティは、中小企業向けに運用管理機能を強化したセキュリティソフト。Windows環境のサーバー、クライアントPC双方に対応しており、ウイルス対策、パーソナルファイアウォール、Windows脆弱性診断などの機能を利用できる。また、1台の管理サーバーから集中してPC、サーバー環境の集中管理を行えるほか、ウイルス感染PCの自動復旧機能も備えている。

 今回の新版では、従来製品に同梱して提供されていたスパイウェア対策ソフトの機能を、ウイルスバスター ビジネスセキュリティ自体へ統合した。これによって、スパイウェア対策機能の導入から運用までを、ほかのセキュリティ機能と同じ単一のコンソールで管理できるようになった。

 また、亜種が多く、従来のウイルス定義ファイルによる検出だけでは対処が難しかったボットへの対策を強化。ファイルの圧縮形式から危険な圧縮タイプを判断する新機能「IntelliTrap」を新たに追加している。

 加えて、パッケージ版が2万7500円(税別、5ユーザー)から、ライセンス版が32万5000円(税別、50ユーザーの場合)と、新版では価格も大幅に引き下げた。

 対応OSは、クライアントOSがWindows XP XP1以降/2000 SP2以降、サーバーOSがWindows Server 2003/2000 Serverと、Windows Small Business Server 2003/2000。管理サーバーは、Windows XP/2000/Server 2003などに対応する。

 トレンドマイクロでは、発売後1年間で5億円の新規販売を目指す。



URL
  トレンドマイクロ株式会社
  http://www.trendmicro.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2007/news070215.htm

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( 石井 一志 )
2007/02/15 11:43

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