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KCCS、現在と将来の管理状況を把握しやすくしたID管理システム新版


 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は2月28日、ID管理システム「GreenOffice Directory」の新版、「同 Version3.7」を発表した。価格は210万円(300ユーザー)からで、3月28日より提供を開始する。

 GrennOffice Directoryは、企業内の複数のシステムに分散して存在するアカウントを一元管理して、IDの削除漏れの防止やタイムリーなID発行を実現するID管理システム。会社、事業所、組織、役職、資格などを独立したマスタとして管理し、AND/OR/NOT条件を組み合わせて作成したグループごとに、アプリケーションの利用権限を設定できるのが特徴。また、組織変更や人事異動に先立って事前に登録しておいたデータを、スケジューリングにより異動発令日に適用する「事前準備環境機能」も備える。

 KCCSではこうした機能により、組織、役職に応じて役割を与えられる日本企業の商習慣に即したID管理を実現するとした。

 今回の新版では、「準備本番比較機能」を追加。現在稼働中のマスタ情報と将来適応するマスタ情報の変更カ所が分かるリストや、アプリケーションごとの利用者数の増減が分かるリストを出力できるようになった。

 また、専用インターフェイスを開発することなく、UIからの設定だけでOracleなどのデータベースと自動で連携させることが可能になったほか、ユーザー自身によるパスワード再設定を可能にする「パスワードリマインダ機能」も追加された。

 KCCSでは、年間3億円の販売を目指す。



URL
  京セラコミュニケーションシステム株式会社
  http://www.kccs.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.kccs.co.jp/press/release/070228.html

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( 川島 弘之 )
2007/02/28 18:09

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