Enterprise Watch
最新ニュース

NTT Com、ASP型の検疫ネットワークサービスとレポートサービスを提供


 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は3月6日、セキュリティサービス「VPNセキュリティ」を発表した。ラインアップとしては、「VPNセキュリティ 検疫ネットワーク」「同 PCパトロール」の2つを用意。いずれも3月7日より提供を開始する。

 今回提供されるサービスのうちVPNセキュリティ 検疫ネットワークは、検疫ネットワークをASP型で提供するもの。クライアントPCの、ID/パスワードやMACアドレスでの認証、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新状況、Windowsパッチファイル適用状況などに応じて、VPNへの接続を制御可能。Winnyをはじめとする、企業のセキュリティポリシーに違反してインストールされたソフトを、ネットワーク側から強制削除する機能にも対応する。

 提供にあたっては、NTT Comのアプリケーション接続サービスを利用。同社が用意した仮想サーバーで検疫ネットワーク機能を提供するため、ユーザーは初期費用や運用作業を軽減できるメリットがある。

 料金は、初期費用が2万1000円から、月額費用が735円/クライアントから。このほか、検疫BOXレンタル料金(5985円/月から)と、アプリケーション接続サービス利用料金(接続するVPNごとに7350円/月)も必要。

 一方のVPNセキュリティ PCパトロールは、企業内PCのセキュリティ情報を一元管理するASPサービス。企業内PCの利用ソフトやセキュリティパッチ適用状況、ハードウェア情報などを日次で収集し、一覧のレポートとして管理者へ提供する。料金は、初期費用が1万500円で、月額費用が1クライアントあたり525円(最低5クライアントから)。こちらも別途、アプリケーション接続サービス利用料金(接続するVPNごとに7350円/月)が必要となる。

 なおいずれのサービスも、Group-VPNのユーザーが利用できる。NTT Comでは、適用可能なサービスを今後拡大する方針だ。



URL
  エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
  http://www.ntt.com/
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2007NEWS/0003/0306_2.html


( 石井 一志 )
2007/03/06 18:10

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.