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マクニカネット、電子情報開示やインシデントレスポンスに有効なデータ調査ソフト


 マクニカネットワークス株式会社(マクニカネット)は3月30日、米Guidance Softwareのデータ解析・調査ソフト「EnCase Enterprise」を販売すると発表した。4月1日から出荷を開始する。

 EnCase Enterpriseは、自動もしくは手動でPCのHDDやメモリ上のデータを取得し、バイナリレベルで解析するソフト。企業内のセキュリティ問題への対応、虚偽行為の監査とそれによる社員への抑止効果、eディスカバリ(電子情報開示)作業、ネットワーク上のソフトウェア監視、法的捜査のサポートなどに役立ち、社内調査インフラを実現するという。

 情報開示に際しては、社内PCのHDDのプレビューおよび揮発性データのスナップショットを取得して、調査解析を実施。その結果を証拠ファイルとして報告書を作成することができる。

 また、IDS(不正侵入検知システム)と連携して、サイバー攻撃や異常を検出した時点で、自動的に対象データを解析することも可能。サイバー攻撃などの影響度や範囲が特定できるため、効果的なインシデントレスポンスが実行できるという。

 そのほか、社内PCの通信ポートや実行プロセスなどを調査することで、社員の不正アクセスやP2Pソフトの使用などを抑止する効果も得られるとのこと。



URL
  マクニカネットワークス株式会社
  http://www.macnica.net/
  プレスリリース
  http://www.macnica.co.jp/release/detail.html?press_release.press_tmp[id]=385.2


( 川島 弘之 )
2007/03/30 13:31

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