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日立システム、資産管理・セキュリティ監査に対応した不正接続防止ソフト新版


 株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は4月17日、PCのネットワーク不正接続を防止するソフトの新版「オープンネット・ガード Ver3.1」を発表した。4月18日より販売を開始する。

 オープンネット・ガードは、PCからネットワークへの不正な接続を防止するためのソフト。MACアドレスをチェックして、あらかじめ登録されたPCにのみDHCPサーバーからIPアドレスを配給する仕組みにより、登録外のPCを社内ネットワークへ接続させないようにする。また、MACアドレス検知による不正接続検知機能も備えており、ジュニパーネットワークスのセキュリティアプライアンス「NetScreenシリーズ」「SSGシリーズ」を併用すれば、不正PCのアクセス遮断も行うことが可能だ。

 今回の新版では、日本版SOX法への対応を見据えて、PC資産管理やセキュリティ監査機能を追加した。新しく購入したPCを社内ネットワークへ接続する際や、利用者の変更および利用期間の延長を行う場合に、ワークフロー画面から申請して、管理者の承認を得ることが可能。これまでは管理者が手作業で実施していたPCの登録・更新作業を簡素化できる。

 一方のセキュリティ監査機能では、PCのセキュリティ状態を確認する監査プログラムを提供し、PCのウイルス対策状況やOSの脆弱性対策状況を確認できるようにした。監査結果は5段階で評価され、一元的な表示も行える。また、NetScreenシリーズ/SSGシリーズとの併用により、接続が承認されているPCであっても、危険度が高いPCには接続を拒否できるようになった。なおセキュリティ監査機能は、上位版であるエンタープライズ版でのみサポートされる。

 価格は、200クライアントの場合で、エンタープライズ版が130万2000円、下位版のスタンダード版が92万4000円。日立システムでは、新規顧客の獲得、ならびに既存顧客へのバージョンアップをあわせて、2年間で80社への販売を見込む。



URL
  株式会社日立システムアンドサービス
  http://www.hitachi-system.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.hitachi-system.co.jp/press/2007/pr070417.html


( 石井 一志 )
2007/04/17 11:44

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