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NEC、コンプライアンスやセキュリティの単一用途に特化したサーバー9製品


 日本電気株式会社(以下、NEC)は4月24日、インターネットアプライアンスサーバー「Express5800/InterSecシリーズ」において、企業のコンプライアンスやセキュリティの単一用途ごとに特化したサーバー9製品を発表した。同日から販売を開始する。

 Express5800/InterSecシリーズは、ファイアウォールやメール、プロキシ、ウイルスチェックなど特定の用途に特化したサーバー製品。単一機能に特化することで、導入や運用の簡略化や性能向上、セキュリティの強化を実現する。

 ファイアウォールとしては、「Express5800/FW300e」「同/FW500e」「同/SG300e」を投入。価格はそれぞれ111万7000円(税別)、236万円(同)、98万円(同)。出荷時期は同/FW300eと同/SG300eが4月27日から、同/FW500eが5月31日から。

 メールサーバーとしては、「Express5800/MW300e」「同/MW500e」を投入。コンプライアンス強化のため、全メール保存機能をオプションライセンスとして提供。保存対象メールを事前に指定したメールアドレスへ自動転送する機能を備える。価格はそれぞれ60万6000円(税別)、156万円(同)。出荷時期は同/MW300eが4月27日から、同/MW500eが5月31日から。

 プロキシサーバーとしては、「Express5800/CS300e」「同/CS500e」を投入。Webサーバーのセキュア化および負荷軽減を目的に、SSLアクセラレータ機能をオプションライセンスとして提供する。価格はそれぞれ88万円(税別)、158万円(同)。出荷時期は同/CS300eが4月27日から、同/CS500eが5月31日から。

 ウイルスチェックサーバーとしては、「Express5800/VC300e」を投入。ボットウイルス対策機能を搭載。ファイルの圧縮タイプを変更することで容易に亜種を作成してしまうボットウイルスを、圧縮を解凍せずに発見できる。またURLフィルタリングによるフィッシング対策機能も備える。価格は77万円(税別)で、出荷時期は4月27日から。

 そのほかロードバランサとして「Express5800/LB300e」も投入する。価格は84万円(税別)で、出荷時期は4月27日から。

 なお全機種でサーバー操作ログ保存機能を搭載している。同時にベースとなるハードウェアを強化。Express5800/FW500e、同/MW500e、同/CS500eでは、デュアルコアのXeonプロセッサを搭載し、シングルコアと比べて最大2.3倍の性能向上を実現した。一方、Express5800/FW300e、同/MW300e、同/CS300e、同/VC300e、同/LB300eでは、搭載HDDのSAS対応(オプション)によりHDDの信頼性を向上した。

 NECでは、新製品について今後1年間に2000台の販売を見込む。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  ビジネスPC、Express5800シリーズホームページ「8番街」
  http://nec8.com/intersec
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0704/2401.html


( 川島 弘之 )
2007/04/24 12:01

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