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ソフォスが統合メールセキュリティ製品を拡充、エントリーモデル「ES1000」発売


 ソフォス株式会社は5月17日、統合メールセキュリティアプライアンスのラインアップを拡充し、新たにエントリーモデル「ES1000」を提供すると発表した。同日より出荷を開始する。

 ES1000は、ウイルスやスパムなどのセキュリティ脅威をメールゲートウェイとして阻止するアプライアンス製品。従来製品の「ES4000」が8万通/時間のメールに対応し、CPU・HDD・電源が2重化された大規模環境向け製品であるのに対し、ES1000では2万通/時間に対応、シンプルなハードウェア構成となっている。シンプルながらも、ES4000で提供されているシステム監視機能「ハートビートモニタリング」は搭載されており、内蔵された数十種以上のセンサーでシステム状態を常時監視することが可能だ。

 そのほか、リモートでの問題解析を可能にする「リモートアシスタント機能」、ハードウェア、ソフトウェア、ウイルスやスパムなどの傾向を分かりやすく表示する管理コンソール機能を有するとともに、脅威傾向レポートを容易に作成したり、送受信されたメールの詳細ログを確認したりする機能も備える。

 また世界4カ所に設置され、24時間365日の体制でインターネットの脅威を統合的に解析するソフォスラボの存在も、ソフォスのアプライアンスを利用する上でのメリットとなる。こうした体制を有することで、脅威の最新情報に迅速に対応することが可能だからだ。ES1000には、ソフォスラボの独自技術である「Genotype(遺伝子型)脅威検知テクノロジー」や「Behavioral Genotype Protection(振る舞い検出型Genotype検知)」などが実装されており、このため未知の脅威や不要なコンテンツを高精度に検知することが可能とのこと。

 価格例は、200ユーザー、3年間の利用で167万9000円(税別)。



URL
  ソフォス株式会社
  http://www.sophos.co.jp/


( 川島 弘之 )
2007/05/17 16:21

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