 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
フォーティネット、10GbEに対応可能なボックス型UTMアプライアンスなど |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
FortiGate-3810AとFortiGate-3016Bはいずれも、大規模環境向けに開発されたUTMアプライアンス。ファイアウォール、VPN（IPsec/SSL）、IPS（侵入防御システム）、ウイルス対策、迷惑メール対策、Webコンテンツフィルタリングといった機能を備え、これまでのフォーティネット製品同様、「全部入りのセキュリティ製品」（同社）として提供される。 FortiGate-3810Aの特徴は、ボックス型製品として初めて10Gigabit Ethernet（10GbE）に対応したこと。標準で8基の1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート、新世代のネットワークプロセッサ（ASIC）で高速化された2基のSFPポートを備えるほか、AMC拡張スロットを4スロット（デュアル幅×2、シングル幅×2）搭載した。フォーティネットでは、10GbE（XFP）を2基備える拡張モジュールをデュアル幅AMCスロット用に用意しており、これを用いることで、最大5.5Gbpsのファイアウォールスループットで10GbEポートを利用できるようになる。装置全体でのスループットは、最大拡張時でファイアウォールが26Gbps、VPN（IPsec）が16Gbps、IPSが4Gbps、ウイルス対策が500Mbps。 一方のFortiGate-3016Bは、標準で16基の1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを備える。こちらは、一般的に処理能力が落ちるとされる、ショートパケットの多い環境でも性能が落ちない点が特徴という。「競合製品では、ワイヤスピードをうたっていてもショートパケットでの性能が出ないものが多いが、この製品ではフルワイヤスピードを実現している」（SEディレクター アジア太平洋地域担当の松島栄樹氏）。 実際には、GbEポートが4ポートごとにグルーピングされ、各グループに1つずつファイアウォール処理などを高速化するネットワークプロセッサを割り振ることで、各グループ内でのファイアウォールスループットについて、ワイヤスピードを達成した。そのため、グループをまたがるデータ処理に関しては、グループ内での処理に比べて若干遅くなる。 またFortiGate-3016Bも、シングル幅のAMC拡張スロットを1基搭載しており、SFPモジュールやHDDモジュール（80GB）などを拡張できる。最大拡張時は、スループットは、ファイアウォールが20Gbps、VPNが7Gbps、IPSが2Gbps、ウイルス対策が300Mbps。
フォーティネットでは、高い処理性能やこうした仮想化機能などをアピールし、MSSPなどのサービス事業者や学術機関・研究所、大企業などを中心に販売を進めたい考え。大企業に関しては、古くなったファイアウォールの更改に際して、高い管理性や仮想化機能、UTMによるセキュリティ機能の向上などを訴えていくとしている。 ■ ＵＲＬ フォーティネットジャパン株式会社 http://www.fortinet.co.jp/ プレスリリース http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2007/pr061307.html
（ 石井 一志 ）
|
