株式会社コネクトワンは6月26日、指紋認証付USBメモリによってPCを疑似シンクライアント化し、セキュアにリモートアクセスを行うソリューションを発表した。7月1日より提供を開始する。
このソリューションでは、指紋認証機能を搭載するUSBメモリを一般のPCに接続し、読み取った指紋情報をキーにして社内システムへのアクセス認証を行う。USBメモリに登録されている指紋情報の当人にのみアクセスを限定することでセキュリティを確保するほか、指紋認証情報はExchange Serverへのログオン時に必要となるユーザーID、パスワードと連携しているため、単一の認証操作のみで社内のシステムにサインオン可能という。
リモートアクセス中にPCで表示したデータはUSBメモリ上に限って保存・編集が可能で、メモリ内に保存されたデータは自動的に暗号化される仕組み。またUSBメモリの装着中は、表示した社内データをPCに保存したり、画面キャプチャやコピー&ペースト、印刷を行ったりできないように制御されており、リモートアクセスによって取得したデータが漏えいすることを防ぐとのこと。
利用にあたっては特別なソフトウェアやドライバのインストールは不要で、USBメモリを接続したPC上に一時データや利用履歴も残さないため、従業員の私物PCやキオスクPCなどでの利用も可能としている。
価格は、ライセンス料が84万円(50ユーザー)、指紋認証機能付USBメモリが1台あたり2万7800円。PCでの利用に加え、同一ライセンスで4キャリアの携帯電話からの利用も可能とのことである。
■ URL
株式会社コネクトワン
http://www.connectone.co.jp/
プレスリリース(PDF)
http://www.connectone.co.jp/20070626.pdf
( 石井 一志 )
2007/06/26 15:49
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