京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は6月28日、検疫アプライアンス「Lockdown Enforcer」の新版「同 Ver4.5」を発表した。同日より提供を開始する。
Lockdown Enforcerは、米Lockdown Networksが開発した検疫アプライアンス。特定のベンダのネットワーク機器や特定の隔離方法に依存せずに、検疫ネットワークを構築できる点が特徴という。また、特別なエージェントプログラムをクライアントにインストールせずに利用できる点、さまざまな認証方法をサポートしている点などから、柔軟な導入を可能にしていることもメリットである。
今回の新版では、マイクロソフトのNetwork Access Protection(NAP)技術との連携に対応し、NAPに対応しないデバイスに対しても、NAPで定義されたポリシーを適用できるようにした。また、従来よりサポートしているポリシー制御に加えて、syslog機能を介したIDS/IPSとの連携をサポート。ネットワーク接続後のウイルス感染の検知・隔離が可能な、包括的なセキュリティソリューションとして活用できるとのこと。
さらに検疫ポリシーでは、標準テンプレートを充実させたほか、カスタマイズ機能の強化を行い、より多彩な検疫ポリシーを実装した。これによって、企業のセキュリティポリシーに対してこれまでよりも柔軟に対処できるようになったとしている。
KCCSではLockdown Enforcerについて、1年間で約2億円の販売を見込む。
■ URL
京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/
ニュースリリース
http://www.kccs.co.jp/press/release/070628.html
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( 石井 一志 )
2007/06/28 15:57
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