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エンテラシス、セキュリティイベント情報を関連づけて、およそ10万分の1に集約するシステム


 エンテラシス・ネットワークス株式会社(以下、エンテラシス)は7月2日、セキュリティ統合管理システムの「Dragon Security Command Console(以下、DSCC)」を発表した。同月から販売を開始する。

 DSCCは、ネットワーク上に配置されたセキュリティ製品からイベント・フロー情報を収集して、関連づけ、優先順位づけを行うアプライアンス製品。シグネチャによるパターンマッチング機能、異常検出、およびネットワーク行動検出機能を備えたセキュリティ情報マネジメント(SIM)と、行動パターン検知のための「Dragon Behavioral Flow Processor」および「Dragon Behavioral Flow Sensor」のコンポーネントで構成されている。

 一例では、24時間で550万のフローを分析し、150万のネットワークイベントを認識した上で、95のセキュリティインシデントに軽減することに成功。同社では、データの集約率としては10万分の1を超えるとしている。こうした高いデータ集約率を実現するほか、エンテラシスのほかのセキュリティ製品と組み合わせることで、セキュリティ脅威に対して自動対応させることも可能。管理者のセキュリティインシデントへの対応負荷を低減することができるとのこと。

 なお管理対象としては、ファイアウォール、VPN、syslog、IDS/IPS、アンチウイルス、ネットワーク脆弱性スキャナなどの製品に対応。80を超える他社製品とのオープンな相互運用性を実現している。

 価格は2500万円(税別)から。



URL
  エンテラシス・ネットワークス株式会社
  http://secure.enterasys.com/jp/
  ニュースリリース
  http://secure.enterasys.com/jp/corporate/pr/releases/2007/Jul/7-2-DSCC.html/


( 川島 弘之 )
2007/07/02 14:25

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