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ユーザーの操作感を優先したファイル自動暗号化製品「TotalFileGuard」
株式会社シーピーアイ(以下、CPI)は7月10日、ファイルプロテクションシステム「TotalFileGuard」を発表した。9月10日から販売を開始する。
TotalFileGuardは、台湾のSecward Internationalが開発した「Proofile」と呼ばれる製品を原型に、日本市場のためにアレンジしたファイル自動暗号化製品。ファイルの作成、編集、削除といった全過程において、自動的かつ透過的に暗号化するのが特徴。このため、ユーザーに同製品を意識させずにセキュリティを高めることができる。外部のビジネスパートナーや特定PCに共通の暗号化/復号機能を提供することもできるため、第三者への情報漏えいを防ぎつつ、外部パートナーと柔軟にファイルをやり取りすることが可能だ。
暗号化に当たっては、ファイルのフォーマットと拡張子を変えないため、復号のためにわざわざリーダーを使用する必要がないという。外部記録媒体に保存する場合も自動で暗号化されるため、紛失による情報漏えい対策にもなる。
USBキーによる制御機能も特徴的。これを用いると、ファイル受信者も特定のUSBキーを挿入しなければ、ファイルを閲覧できなくなるため、暗号化と組み合わせて二重のセキュリティを実現できる。
クライアントに対する制御機能としてはこのほか、暗号化ファイルからのコピー&ペースト禁止、プリントスクリーンやプリンタによる出力制御などが可能となっている。
また、管理サーバーを設置することで、クライアントの一元管理も実現。社内外でオンライン操作しているエージェント導入済みPCの台数を表示できるほか、組織・部署ごとの個別管理、クライアントの状態管理、クライアントからサーバーへの接続管理、クライアントに対する通知メッセージの送信やリモートアップデートなどを一括して行うことが可能だ。
価格はオープンだが、参考価格は350万円(500クライアント)からとしている。CPIでは、初年度2億円の販売を見込む。
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URL
株式会社シーピーアイ
http://www.cpiinc.co.jp/
プレスリリース
http://www.cpiinc.co.jp/news/pressrelease/2007/07/1000.html
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( 川島 弘之 )
2007/07/10 13:44
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