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デジタルアーツ、ログ改ざん検知に対応したWebフィルタリングソフト新版


 デジタルアーツ株式会社は7月31日、企業向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER」の新版「同 Ver.6.20」を8月20日より出荷開始すると発表した。同時に、同製品に添付されるレポーティングツール「i-FILTER Reporter」、有償オプションのログ検索ツール「i-FILTER Log Search」についても、新版を提供する。

 i-FILTERは、Web経由での情報発信を制御/管理するWebフィルタリングソフト。今回の新版では、内部統制強化を図るための「アクセスログ改ざん検知機能」を搭載した。この機能を利用すると、アクセスログを改ざんしようとしても、i-FILTER Log Search新版との連携によって、改ざんの有無をログ自身に記述することができるという。

 また、イメージ検索機能が拡張され、掲示板・翻訳サイト・ショッピングサイトなど、URLパラメータを持つサイトにおいてフィルタリング精度が向上した。加えて、ユーザーが指定したURLをブロックした際、管理者へ即座にメールを送る「モニタ機能」も搭載されている。

 一方i-FILTER Reporterの新版では、プログラム内部ロジックを変更したことにより、集計時間が大幅に短縮された。例えば、従来は20時間を要していた200万件/日のログ集計を、新版では3時間で行えるとのこと。このほか、絞り込み設定画面で集計から除外する属性の設定機能追加や、操作画面のユーザーインターフェイス改善などを行っている。

 各製品の価格は従来と同様。50ユーザーの場合、i-FILTERは初年度34万円(税別)、i-FILTER Log Searchは初年度5万円(同)となっている。なおデジタルアーツでは、今回の機能強化により、i-FILTER全体で、今後1年間におよそ15億円の売り上げを見込む。



URL
  デジタルアーツ株式会社
  http://www.daj.jp/
  プレスリリース
  http://www.daj.jp/company/release/2007/r073101.htm


( 石井 一志 )
2007/07/31 16:21

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