株式会社NTTデータは8月3日、ITインフラ構築サービス「VANADIS」で提供するWebシングルサインオン(SSO)ソリューション「VANADIS SSO」に、SSOの国際的な標準化団体であるLiberty Allianceの仕様に基づいた「認証連携オプション」を追加すると発表した。
VANADIS SSOは、企業・組織内でのSSOを実現するためのソリューション。これを利用すると、一度のログインで複数のシステムへのアクセスが可能になる。今回提供される認証連携オプションは、そのSSOを異なる企業・組織間でも行えるようにするためのもので、企業・組織内でのSSOで望まれる性能や効率化への対応と、社外サービスとの連携に必要な相互接続性を同時に実現できるという。
認証方式は、生体認証、ICカード認証などさまざまな方式をサポートしており、システムの連携による利用者の利便性向上とセキュリティの強化、内部統制の実現を両立可能。また、PCからのWebシステム利用に加えて、携帯電話から社内ネットワークへのアクセスにおいてもSSOを利用できるとのこと。さらに、VANADISのID管理ソリューション「VANADIS Identity Manager」と連携し、日本版SOX法などで求められる厳密なID管理とシステム利用権限の管理を実現する。
NTTデータでは、企業や組織間のサービス連携システムを実現するソリューションとして導入を図り、2009年度までにシステム構築全体で15億円の売り上げを目指すとしている。
■ URL
株式会社NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2007/080300.html
( 石井 一志 )
2007/08/03 16:24
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