株式会社ディアイティ(以下、dit)は8月8日、ファイアウォールアプライアンス「Sidewinder 7.0」を提供すると発表した。8月10日より販売を開始する。
Sidewinder 7.0は、CyberGuardの後継製品として提供されるファイアウォールアプライアンス。強制アクセス制御、特権分離などのセキュアOS機能を、特許技術であるTypeEnforcementで実現しており、ステートフルインスペクションとアプリケーションゲートウェイの両方式を併用可能なハイブリット製品となっている。また、Sidewinder 7.0上で外向け、内向けの2つのDNSを操作可能で、公開情報とプライベート情報を完全に分離して、内部にあるドメイン名やアドレスを外部から隠ぺいし、高いセキュリティを保てるようにしている。HA(High Availability)にも標準で対応する。
最大の特徴は、IPアドレス/ドメイン/URLの信頼度と評判を提供するレピュテーション(格付け)技術「TrustedSource」を組み込み可能としたこと。この機能を利用することによって、世界中に1万台近く設置されている「TrustedSource」搭載機から収集したセキュリティ上のリスク情報(不正サイトなど)を自動でデータベースへ取り込めるため、タイムリーな事前予防対策を実現できるとしている。
ラインアップとしては、中小規模からエンタープライズまでの幅広い層で利用できるように、性能の異なる7製品を用意した。価格は、スループット150Mbpsのエントリーモデル「Sidewinder Model 110D」で80万円(税別)から。ditでは、初年度2億円の販売を見込む。
■ URL
株式会社ディアイティ
http://www.dit.co.jp/
プレスリリース
http://www.dit.co.jp/news/news2007/2007_0808.html
( 石井 一志 )
2007/08/08 15:27
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