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ウェブルート、スパイウェア・ウイルス対策機能を統合した企業向けセキュリティソフト


 ウェブルート・ソフトウェア株式会社(以下、ウェブルート)は8月21日、統合セキュリティソフトウェアの新版「Webroot AntiSpyware Corporate Edition with AntiVirus」を発表した。米国で提供されている「Webroot SME Security 3.1」の後継製品にあたるソフトウェアで、参考価格は100ユーザーの場合、4011円/ユーザーとなる。

 Webroot AntiSpyware Corporate Edition with AntiVirusは、スパイウェア対策とウイルス対策の両機能を統合した企業向けセキュリティ製品。ウェブルートの持つスパイウェア対策技術にソフォスのウイルス対策エンジンを統合し、総合的な防御を可能にしている。あわせて、ウイルスの挙動を分析して実行を防ぐソフォスのホスト侵入防止システム(HIPS)「Behavioral Genotype Protection」を搭載しており、未知のマルウェアに対する防御機能も提供できるとのこと。

 また新版ではWindows Vistaに対応したほか、Active Directoryとの統合をサポート。グループやユーザーをウェブルートの提供する管理コンソールにインポートできるため、管理・運用をこれまでより容易に行えるようになった。加えて、システムメモリ、レジストリエントリ、ホストファイル、起動プロセス、ブラウザハイジャック対策などの設定変更といった、脅威の一般的な侵入経路を防御するスマートシールド機能によって、ファイルの書き込みやインストールなどを行う際に、可能な限り早い段階でスパイウェアをブロックできるという。

 対応OSは、Windows Vistaのほか、Windows XP/2000/Server 2003。なお今回の新版提供にあわせて、スパイウェア対策ソフトウェア「Spy Sweeper Enterprise」のブランドも、「Webroot AntiSpyware Corporate Edition」にあらためられている。こちらの参考価格は、100ユーザーの場合で2646円/ユーザー。既存の登録ユーザーは、対応する新版に無償でアップグレードできるとしている。



URL
  ウェブルート・ソフトウェア株式会社
  http://www.webroot.com/jp/
  製品情報
  http://www.webroot.com/jp/enterprise/antispywareav/?id=JP-ENT-PROD-wascewav_logo

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( 石井 一志 )
2007/08/21 11:58

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