フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は8月28日、大企業の支店や中小企業などに向けたUTM(統合脅威管理)アプライアンス「FortiGate-60B」を発表した。また同時に、同製品の無線LAN対応版「FortiWifi-60B」も発売する。
FortiGate-60BおよびFortiWifi-60Bは、中小規模向けの統合型セキュリティアプライアンス。従来製品同様、ファイアウォールやVPN、ウイルス対策、IPS(不正侵入防御)、Webコンテンツフィルタリングなどの機能を利用できる。性能については、ファイアウォールスループットが100Mbps、VPN(3DES)スループットが64Mbps、ウイルス対策のスループットが20Mbpsで、従来の同クラス製品と比較すると、VPN接続で3.2倍、ウイルス対策で33%向上しているという。
インターフェイスは、WAN向け×2、DMZ向け×1、LAN向け×6のFast Ethernetポートを備えており、社内ユーザーには信頼されている「トラステッドエリア」を、一般ユーザー向けには信頼されていない「アントラステッドエリア」を確実に割り当てることができる。また、FortiWifi-60Bのみ、IEEE 802.11a/b/g無線LANに対応する。なお、3G無線に対応した通信カードをサポートするPCカードスロットも搭載するが、国内向けの3Gカードについてはまだ対応を計画中とのこと。
■ URL
フォーティネットジャパン株式会社
http://www.fortinet.co.jp/
プレスリリース
http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2007/pr082807.html
( 石井 一志 )
2007/08/28 11:43
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