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データベース監査製品「SQL Guard」の新版-統合インシデント管理が可能に


 株式会社エアーは8月31日、データベース(DB)監査アプライアンスの新版「SQL Guardバージョン6.1」を発表した。同日から販売を開始する。

 SQL Guardは、DBへのアクセスをネットワークに負荷をかけることなくすべて記録し、各種レポートを作成できるほか、不正アクセス時にはアラート通知およびアクセス制御をリアルタイムに行えるDBセキュリティ製品。

 新版では、「ローカルアクセス監視機能」を拡張。同機能は、データベースサーバに接続されたコンソールの中からローカルアクセス、TCP、名前つきパイプ、Oracle IPCおよびDB2 SHMなどのローカルアクセスのプロコトルを常時、監視するもの。従来Windowsのみで対応していたところを、UNIX、Linuxでも利用できるようにした。

 併せて「統合インシデント管理」機能を追加。インシデントを追跡して解決するためのインターフェイスが提供され、一連の関連するポリシー違反を分類、1つのインシデントとして集束することが可能になった。担当者にはインシデントのリストやレポートが自動的にアップされるため、ワークフローの自動化が実現。オープン中のインシデント数、重要度およびオープン期間などの評価指針に基づいたグラフ化も可能となっているため、DBのセキュリティ状況の把握が容易になっている。

 新たな監査対象としては、「IBM DB2 9」に対応。Webアプリケーション「SAP R/3」「Siebel」を介したDBへのトランザクションなども監視できるようになった。監査データのアーカイブ先としては、「EMC Centera」および「IBM Tivoli Storage Manager」システムに対応。SQL Guardの管理画面から直接アーカイブのパラメータ設定が可能という。認証方法としては新たに「LDAP」「RADIUS」「RSA SecurID」に対応した。

 このほか、30以上のクエリおよびレポートテンプレートの追加や値条件によるレポート行の背景色変更などが可能になっている。



URL
  株式会社エアー
  http://www.air.co.jp/
  プレスリリース(PDF)
  http://www.air.co.jp/release/release40.pdf


( 川島 弘之 )
2007/08/31 17:06

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