三菱総研DCS株式会社(以下、DCS)は9月13日、Webアプリケーションからデータベースまでを保護するセキュリティ製品群「SecureSphereシリーズ」を同日から販売すると発表した。
SecureSphereは、米Impervaが開発した、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)からデータベースセキュリティまでをラインアップしたアプライアンス製品シリーズ。密接に関連するWebアプリケーションとデータベースを1ブランドで保護できるため、統合された管理・運用が可能。設置においては、既存の環境を変更しないで済むゼロインパクトを実現している。
機能詳細としては、HTTP検査技術とSQL分析技術を統合してWebアプリケーションとデータベースの保護機能を1ブランドで提供できるようにしたほか、Webアプリケーションを利用したユーザーを自動的に特定する「ユニバーサル・ユーザ・トラッキング技術」を搭載。さらに、Webアプリケーションの変更を自動で認識してポリシーを再構築する「自動プロファイリング技術」も備えた。本来WAFは、Webアプリケーションの特性ごとのチューニングを行うのが大変な製品であるため、メンテナンス負荷を大幅に低減できる。
そのほか、完全なクエリとレスポンスを記録することが可能。スループットは2Gbps、14万SQLトランザクション/秒、遅延は1ms以下を実現しているという。
価格は、WAF製品「SeucreSphere WAF G4」が480万円から。データベースセキュリティ製品「SeucreSphere DSG G4」が720万円から。HTTPリクエストとSQL文を検査、照合することで、アプリケーションユーザーを特定するデータベースモニタリング製品「SeucreSphere DMG G4」が560万円から、など。接続するサーバー数やデーターベース数は無制限。
DCSでは、初年度15サイトへの導入をめざす。
■ URL
三菱総研DCS株式会社
http://www.dcs.co.jp/
プレスリリース(PDF)
http://www.dcs.co.jp/history/pdf/2007/070913.pdf
( 川島 弘之 )
2007/09/13 17:29
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