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サイファーゲート、次世代暗号化方式のAESを採用したDB暗号化ソフト


 サイファーゲート株式会社は10月19日、暗号化方式にAES(Advanced Encryption Standard)を採用したデータベース(DB)暗号化ソフトの新版「eCipherGate 4.1.1.5」を発表した。

 eCipherGateは、マルチプラットフォーム対応のDB暗号化ソフト。格納データの部分暗号化に対応しており、DBにデータを追加するだけで、指定項目部分だけを自動的に暗号化できるのが特長。旧版では、暗号化方式にVSC(Vector Stream Cipher)を採用していた。

 新版では、VSCに加えて、次世代の共通鍵暗号方式であるAESを採用。より高いセキュリティ強度を実現した。AESを追加した背景としては、「VSCは総務省および経済産業省が共同で実施している暗号技術評価プロジェクト『CRYPTREC』で採用されておらず、電子政府調達基準などを満たさない可能性があったため」としている。

 対応DBは、Oracle、DB2、SQL Server、PostgreSQL。価格は125万円(税別)/CPU。サイファーゲートでは、公共機関を中心に2007年度に30本、2008年度に150本の販売をめざす。



URL
  サイファーゲート株式会社
  http://www.ciphergate.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.ciphergate.co.jp/company/release_20071019.html


( 川島 弘之 )
2007/10/19 11:43

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