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Lockdown Enforcer
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京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は10月23日、統合型検疫アプライアンス「Lockdown Enforcer」の機能を強化すると発表した。
Lockdown Enforcerは、米Lockdown Networksの開発した検疫ネットワーク構築用アプライアンス。既存のネットワーク環境をそのまま生かして導入できる点が特徴で、Lockdown EnforcerからVLANを制御して、セキュリティポリシーに違反するPCの検疫を行う。チェックできる項目は、OSのパッチやウイルス対策ソフトのパターンファイル更新状況、ファイアウォールソフトの導入状況など。ポリシー違反とされたPCに対しては、業務用VLANから排除し、検疫専用のVLANへ隔離できる。
今回の機能強化では、こうしたVLANを利用する方式に加えて、DHCPサーバーと連携して検疫を実現するDHCP方式に対応した。VLAN方式では、日本のオフィスで多く見られる、多機能のスイッチ配下にノンインテリジェントのスイッチ、いわゆる“島ハブ”を接続する環境では導入が難しいという問題があった。しかし、DHCPサーバーと連携するだけで検疫を実現可能なDHCP方式のサポートによって、こうした環境でもデバイスを個別に制御できるようになったという。
なおKCCSとマイクロソフトでは、Lockdown EnforcerとWindows Serverとの機能連携を進めており、このDHCP方式によって、Windows Server 2008に搭載予定のNAP機能を強力にサポートするとしている。
■ URL
京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/
ニュースリリース
http://www.kccs.co.jp/press/release/071023.html
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・ KCCS、幅広いネットワーク機器と連携可能な検疫アプライアンス(2006/01/26)
( 石井 一志 )
2007/10/23 17:15
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