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エントラスト、8つの認証方式に対応した多目的認証サーバー新版

リスクベース認証に対応するSSOソリューションも提供

 エントラストジャパン株式会社(以下、エントラスト)は10月23日、多目的認証サーバーの新版「Entrust IdentityGuard 9.0」を発表した。同日から販売開始。併せて、同認証サーバーに対応したシングルサインオン(SSO)ソリューションの新版「Entrust GetAccess 8.0」も提供する。

 IdentityGuardは、認証セキュリティプラットフォーム。乱数表、イメージメッセージなどの相互認証、機器認証、ナレッジベース認証、アウトオブバンド認証などのユーザー認証機能を有し、これらをユーザーやアプリケーション、リスクレベルなどに応じて柔軟に組み合わせられるのが特長。

 新版では、計6種だった認証方式にID/パスワード認証などを追加、合計で8種類の認証方式に対応した。さらにモバイル端末からのアクセスに対する認証機能を強化。アクセス元がモバイル端末かPCかを自動判別し、モバイル端末だった場合は、入力項目を減らすといった対応が可能になった。

 また、IPアドレス検知機能による「リスクベース認証」機能に対応。リスクの高いIPアドレスからアクセスがあったり、地理的に遠く離れた複数のロケーションから同一IPアドレスでアクセスが頻発したりした場合に、自動的に認証を強化することが可能という。IPアドレスの正当性は、エントラストが提供するオープンネットワークの情報共有サービス「Entrust Open Fraud Intelligence Network」により、常に最新の不正IPアドレス情報を入手することで判断している。ただし同機能は現状、英語版でのみ提供されており、同機能の日本語版の対応時期は未定とのこと。

 価格は個別見積もり。

 一方のGetAccess 8.0は、IdentityGuard 9.0に対応したSSOソリューションで、リスクベース認証と連携した「ステップアップ認証」に対応した。SSO時においてもリスクレベルに応じて認証強度を変化させることが可能。

 価格は個別見積もり。



URL
  エントラストジャパン株式会社
  http://japan.entrust.com/
  ニュースリリース
  http://japan.entrust.com/news/2007/1023-1.html
  http://japan.entrust.com/news/2007/1023-2.html


( 川島 弘之 )
2007/10/23 17:51

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