株式会社シマンテックは10月25日、Webアプリケーションへの安全なアクセス環境を提供するソフトウェア「Symantec On-Demand Protection for Web Applications 3.0」(以下、Symantec On-Demand Protection)を発表した。同日より販売を開始する。
Symantec On-Demand Protectionは、仮想環境を利用して企業のWebアプリケーションへ安全にアクセスできるようにする製品。社外PCからのアクセス時に、そのPC内へ仮想ワークスペースを作成し、HDDに書き込まれるデータをすべて暗号化して情報を守るとともに、セッション終了時にキャッシュファイルを削除して情報漏えいを防ぐ。また、情報のコピー&ペースト、スクリーンキャプチャ、画面印刷などを禁止させることも可能だ。
さらに、ホストインテグリティチェック機能によって、そのPCにセキュリティソフトがインストールされているか、最新の状態に保たれているか、といった項目を確認できるほか、マルウェア検知エンジンにより、悪意のあるコードが実行されていないかという点についてもチェック可能。これらのチェックによって安全でないと判断されたPCからのアクセスを制御することもできる。なおSymantec On-Demand Protectionでは、Webアクセス時にモジュールがダウンロードされるため、ソフトを事前にインストールしたり設定を変更したりする必要はない。
■ URL
株式会社シマンテック
http://www.symantec.com/jp/
( 石井 一志 )
2007/10/25 17:02
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