F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は10月29日、SSL-VPNアプライアンス「FirePass SSL VPN Controller」(以下、FirePass)のソフトウェア機能を強化すると発表した。また同時に、最上位のハードウェア「FirePass 4300シリーズ」をラインアップに追加する。
FirePassの新しいApplication Readyリモートアクセス機能では、各種モバイル機器とOSのサポートを強化。Windows Mobile 5.0/6.0とiPhoneに対応したほか、Intel CPU搭載のMac、Windows XP/Vistaの64ビット版をサポートする。
また、Webサーバーの手前に置いて利用するリバースプロキシ動作時のエンジンを改善したことで、iNotes 7.0、Outlook Web Access 2007、SharePoint Server 2007、Oracle Portal 3.1、SAP ERP 2005といったアプリケーションとの互換性が向上しているという。加えて、Citrix Presentation Server、Windows Terminal Servicesといったターミナルサービスのサポートも強化している。
一方のFirePass 4300シリーズは、ハイエンド向けの新しいハードウェアプラットフォーム。標準で冗長電源に対応しており、100同時アクセスから、最大2000同時アクセスに対応可能な各製品がラインアップされる。なお、複数のFirePass 4300をクラスタ化して、BIG-IP Local Traffic Managerでロードバランシングすることにより、1万同時接続ユーザー規模の大規模環境でも利用できるとのこと。価格は749万円(税別)から。
■ URL
F5ネットワークスジャパン株式会社
http://www.f5networks.co.jp/
( 石井 一志 )
2007/10/29 18:13
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